平成24年6月の著作権法改正について

去る平成24年6月20日に著作権法の一部改正が参議院を通過し、可決確定した。
一部は平成24年10月1日から施行されるようである(予定通り施行)。

今回の主な改正点は、違法ダウンロードに罰則規定がついたことである。
違法ダウンロードに罰則規定が出来たこと自体は、悪い選択では無いだろう。
今は全人類総クリエイター時代である。
いつ自分が著作権者として権利を行使するようになるか分からないのだから、自らの権利を守るということも視野に入れれば、決して悪い話ではない。
本改正には、教育をしっかりするのが先という意見もあったが、外国人のように極端にその機会が少ない、又はない人々もいるのだから、あまり説得力のある反論とは考えられない。

しかし、恣意的な捜査が行われる危険性があるというのは間違いなくそうだろう。
別件捜査やお土産などのネタには格好のものである

また、有償のコンテンツのみを対象というのも問題だろう。
結果は同じなのかもしれないが、元々同じはずのコンテンツが有償、無償によって権利に違いが出てくるというのは平等ではない。
何のための親告罪なのかも分からなくなりそうだ。

ここからは私の推測だが、周りの反対をある特定の業界がごり押しで法律を作らせたものなのではないだろうか。
著作権法の歴史的に業界の政治力で法が決まってきた経緯を考えると、そのように考えられてもおかしくないものである。
それゆえかなり悪趣味な改正に見たのだが、他の方はいかがだろうか。

今後気をつけるべきは、著作権法違反の非親告罪化だろう。
ここまでくると、国家統制もはなはだしいということになる。
実際そのような論議もあると聞く。
そのようなことがないようにして欲しいものである。

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