あって良かった契約書

前回、契約書の必要性について簡単に述べたが、それ以外にもあって良かったという場合がある。
それは、経営者が急に亡くなったときだ。

経営者が亡くなった場合、当たり前だが経営者の交代が行われる。
そうすると、契約書がなかった場合、本当に契約があり、債権債務が発生したのかわからないということがまま出てくることになる。
ひどい話になると、契約もないのに契約があったと言ってくる輩も現れ、騒ぎ出すことがある。

この整理は新しい経営者にとって、大変な負担である。
場合によっては、これが原因で会社が傾いてしまうこともありうるくらいである。

もう一つ、経営者が株主でもあった場合、相続にも関係してくるので注意が必要である。
債権債務の有り高によっては、株式の評価が変わる場合があるからである。
契約書のない大きな債権があとで出てきたりしたら、下手すると追徴課税、などということにもなりかねなず、非常に危険だといえる。

会社のために、家族のためにも、経営者(特にオーナー経営者)は、契約書を作成する必要があるだろう。
面倒くさい、お金がかかる、といったことはあるが、自分のためではなく、後継者や家族のためを考え、作成しておくべきである。

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