防災計画とリスクマネジメント(BCP、BCM)の違い

今朝、山梨県の富士五湖付近を震源とする地震があった。
昨日仙台の方とお会いし、地震の話をしていたので、一瞬こちらも大地震かと一瞬焦ってしまった。
今回の地震は、M5.5と思ったほどのエネルギー量ではなかったようだが、その程度であの地震ならM7クラスだとどうなってしまうのかという不安も胸をよぎった。
1週間くらいは余震に気をつけるようとのことなので、気をつけることにしよう。

さて、わが国では地震といえばBCP、BCPといえば地震というくらいポピュラーな災害だが、災害に備えるのだからということで、防災計画のみを策定されている団体や個人も多いと聞いている。
故に防災計画を策定しているからBCPは必要ないと考えているようだ。
そもそもこの2つはどこが違うの?という質問もあるくらいで、同じように思われていることは間違いないだろう。
しかしこの2つ、実はかなり違うものである。

防災に力をいれ、災害からどのように身の安全を確保するのか(減災や回復は考えていない)というのが防災計画で、災害から立ち直り、事業を継続するところまでプログラムを策定するのがBCPなのである。
つまり後者は災害後の復旧まで視野にいれているところが決定的に違うのである。

例えば地震に対するBCPを策定する場合、避難や備蓄だけでなく、速やかに復旧するために商品や材料等を確保する、製造機械を確認して使用できない場合は協力工場に商品を納品してもらう等の代替案を策定しなければBCPにはならず、単なる防災計画となるのである。
ちなみにこの代替案には目標復旧時間(RTO)を設定しなければならない。
国や地方公共団体、企業等の団体は、防災計画ではなくBCPを策定すべきである。

さて先日、首都圏では4年以内に70%の確率でM7クラスの大地震がくると東大地震研究所から発表があった。
今日もこのような地震があったし、正月にも鳥島近海を震源とするM7クラスの地震が発生している。
東京や神奈川の企業は、BCPの策定と実施をしておくべきだろう。

関連記事