2019/11/18

事業の規模がもう少し大きくなったら
別の事業も始めようと思うのですが
その場合にはどのような組織にしたら良いでしょうか?
ビット
副所長
そのような場合
どちらかというと将来的にどうしたいかが重要です
どのような形態にしたいですか?
形態ですか?
形態といわれても
まずそれがイメージできません
ビット
副所長
それもそうですね
ではまずIPOを目指したいのか
そうではないのかからいきましょうか
IPOというのは何でしょうか?
ビット
副所長
新規上場のことです
要するに上場を目指すか目指さないかですね
可能なら目指したいですね
どのくらいが目安でしょうか?
ビット
副所長
市場によって様々ですが
売上が数十億円くらいを目指してみましょうか
数十億ですか
遠いですね
ビット
副所長
伸び始めるとそうでもないですよ
そうですか!?
では頑張ってみます
ビット
いわゆるそのまま路線ですね
ビット
副所長
100%子会社で別事業なら別ですが
IPOの際に役員が所有している会社の整理を求められる場合がありますから
同じ会社で新事業も動かした方が
あとで合併だの売却だの言われなくて良いです
でも会社のアイデンティティが希薄になりそうですし
万が一上手くいかなかった場合共倒れになりませんか?
ビット
副所長
その辺はデメリットですね
創業融資やマル経の枠も増えませんし
それなりにデメリットもあります
そちらが必要な場合はやはり子会社ですか?
ビット
副所長
そうですね
子会社はメジャーな他のやり方ですね
私個人の懐が痛まないのもいいですよね
ビット
副所長
そこもメリットですね
その代わり連結決算やら何やらと
事務作業は負担が大きくなります
それがあるんですね
事務作業の負担が増えるのも面倒ですね
ビット
副所長
とはいえ後からやるのはもっと大変ですから
早い内に慣れておくという考え方もあります
子会社を増やしていって成功した場合
事業持株会社にするのが良さそうですね
ビット
副所長
そうですね
親会社が事業を行いつつ子会社も別途事業をする
事業持株会社にしやすいです
親会社は事業を行わず子会社の管理だけを行う
純粋持株会社にはできないでしょうか?
ビット
副所長
会社分割のスキームを使えばできますが
でも何となく事業持株会社っぽい感じになりがちです
なるほど 企業のDNAというやつですね
ビット
副所長
はい なぜかそういうのってありますね
以前の性格を引きずるというか似ていってしまうというか
ではそうならないための手法というのはありますか?
やはり別会社でしょうか?
ビット
副所長
そうなりますね
いくつか事業会社を運営して
他に管理会社を設立して株を持たせる形でしょう
その場合管理会社は事業会社の株を買わないといけないでしょうか?
結構なお値段になると思いますが
ビット
副所長
株式交換で子会社化するのが一般的ですね
税制適格なら課税もありませんし
これがベストでしょう
なるほど
これらの未来像を明確にしたら
どの方式で進めるか決められますね
では私もその時は将来の在り方から決定したいと思います
ビット